2021-10-01
2021年9月24日、第12回ポストM&A研究会を開催しました。
テーマは「ESG取り組みの意義」です。
今回も、ZOOMで実施しました。
参加者の所属団体(あいうえお順)
味の素
小田急電鉄
積水化学工業
デクセリアルズ
東京ガス
日本政策投資銀行
パナソニック
ポッカサッポロフード
HOYA
立命館アジア太平洋大学
ESG活動の意義について、議論を行いました。
各社各様の取組内容を共有しあい、それらの効果について意見を交わしました。
今回は、顧問の山田教授にもご参加いただきました。
ESGやSDGsに限らず、新しい概念が入ってくると、
第1段階として、定義の模索がある。
それが何を意味するのか?他の類似概念とは何が違うのか。
そして、第2段階目に効果の議論がある。
それを実施することでどのような効果が得られるのか。
最後に、第3段階目は、誰しもがそれに取組、差がどんどんなくなっていって、
本質的に取り込まれていく状態。
つまり、やらないと淘汰される状況。こうなると、差別化にならなくなってくる。
日本企業は、第1段階目が終わり、第2段階目あたりなのではないか。
取り組む企業と取り組まない企業の差がまだ大きい状況に見える。
総括として、上記のようなコメントをいただきました。
参加者の感想(一部抜粋)
本日の議論の中で、KPIに関して議論があったかと存じますが、私としても明確に答えが出ず、改めて、業界として、個社として何をKPIとして、どれだけモニタリングが出来ているのか、考える機会となりました。また、皆様の会社での取組を伺う中で、見習うべきポイントが多く、非常に勉強になりました。研究会の構成がしっかりしており、短時間で貴重な情報が詰まっておりました。山田先生のお話になったSDGsESG第三段階に到達するといずれ差別化は難しくなるとのご見解から大局観をいただきました。
SDGsの取組が企業価値向上につながるか、といった因果関係の考察は興味深かったです。また、所属する業界によっても温度感は異なるのだろうというのはその通りかと思いました。
第13回ポストM&A研究会は11月です。
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