- 一般社団法人ポストM&A研究会 - https://pmal.or.jp -

第39回ポストM&A研究会のご案内(Zoom開催)

3/27(金)朝8:30~10:00@ZOOM

PMIにおける「意味づけ」と政治化:Vaara(2003)を手がかりに

これまでの研究会では、統合アプローチの選択、文化の設計、そしてPMIの実装ロジックを扱ってきました。いずれも「どう統合を設計するか」という視点でした。

しかし実際のPMIでは、制度やプロセスを整えても、現場がその意図どおりに動かないことがあります。なぜか。Vaara(2003)は、PMIを「人が統合をどう理解し、どう意味づけるか」という観点から捉え直しました。

統合の目的は、経営陣が説明したとおりには伝わりません。現場では再解釈され、ときに歪められ、政治的に利用されることもあります。曖昧さや混乱は失敗の兆候であると同時に、新しい理解や秩序が生まれる過程でもあります。

この論文は、PMIを構造の問題だけでなく、認識と語りの問題として扱う重要性を示しています。

本セッションでは、この研究を手がかりに、次の点を議論します。

議論したい論点
・統合の目的は、現場にどう伝わり、どこで誤解や抵抗が生まれるのか
・統合メッセージが「建前」になってしまうのはなぜか
・PMI初期に、意味のズレをどう検知し、修正すべきか
・統合を前向きな物語として語るために、経営側が取るべき行動は何か

制度設計だけでは足りない。人がどう理解するかまで含めて設計する。そのために、PMIをもう一段深く考えたいと思います。

(当日の議論の流れによっては、内容が一部変更となる場合があります)

※PMALは、特にM&Aに関して、「迷いがちな問い」を共有し、参加者同士で議論を重ねることで、思考を深めることを目的とした、奇数月開催の対話型研究会です。
(PMALはもともと”Post M&A Laboratory”の略称ですが、現在はポストM&Aに限らず、M&A全般・意思決定・戦略構造を含むテーマへと対象を広げています。)

ぜひ奮ってご参加ください。